人間の生活と排泄 ~パート2

e12c23aa0265f7333e828104bca6e638

前回紹介した排泄についての続きを紹介したいと思います。


排泄に影響する要因

1)精神的・環境的要因

不安・緊張状態になると排泄運動は亢進し(下痢・頻尿など)、驚いたとき、憂鬱な気分のとき、ストレスを感じているときは反対に抑制(便秘・排尿困難など)される傾向がある(精神的な影響)。また、認知症老人便秘が不潔行為や徘徊を起こすなど、排泄障害が情緒障害や問題行動の原因となることもあります、

また、排泄行為は、利用者自身の精神状態だけでなく、介護者の言葉や態度にも左右されます。利用者は介護者の気持ちを敏感に察しますので、イライラした気持ちで介護にあたることは禁物です。

その他に、排泄する場所が不潔であったり、悪臭がする場合にも排泄運動は抑制されます。

2)身体的要因

消化のよいものばかりを摂取したり、少量ずつ何度にも分けて食べることが続くと便秘がちになります。

水分の摂取量が少ない場合も同様です。行動範囲が狭く、1日の運動量が少ないと筋力は低下します。筋力が低下すると腹圧がかかりにくく、腸蠕動も低下してしまいます。その結果、便秘などの排泄障害を引き起こすことになります。その腸蠕動を亢進させるためには下肢の運動や全身運動が必要になります。

3)その他の要因

疾患そのものによる場合、疾患に対して薬を服用している場合、その副作用により下痢や便秘を引き起こす場合があります。その他にも発熱、発汗、嘔吐などにより体内の水分が失われた場合にも便秘などの症状を呈します。

排尿機能については、加齢とともに腎臓・膀胱の機能低下、消化機能・腸の蠕動運動の低下がみられます。

また筋力も低下し、それがひどくなると筋弛緩のため失禁という状態も起こります。男性は50歳以上になると、前立腺が肥大し、排尿困難を生じる人が多いです。

正しい排泄習慣は、健康な日常生活を送るために重要なことです。排泄が自分一人でできなくなった人には、その人の生活習慣が保持できるよう安心して排泄ができ、排泄後の清潔が保てるよう援助することが大切です。またその一方では、食事・水分摂取・運動などを援助し正しい排泄ができる環境を整えることも大切です。


高齢者は、排泄に影響を及ぼす諸機能や排泄機能そのものが低下しており、その結果様々な障害が出てきます。機能の低下や障害に合わせて援助方法を調節し、できるだけ自立した排泄行為がとれるように援助したいものです。

 

現在、介護で悩まれている方は沢山いらっしゃるかと思います。そこで私たちはその悩みを少しでも解消させていただきたいと思います。悩む前に是非気軽に相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です