入浴の意味と歴史

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日本人は「風呂好きである」といわれているが入浴にはどのような歴史があり文化として定着したのか、日本の気候風土の影響と長年培われ育まれた日常の習慣が文化として継続されています。


我が国の入浴には独特の社会・文化的な理由があります。例えば、欧米では身体の清潔を目的に入浴しているこに対し、日本はからだを温める、リラックスして入浴を楽しむという意味を持っている。ある調査によると、一週間に3回以上浴槽内で入浴する人の割合は日本では100%であるのに米国(ニューヨーク)では23%にすぎないといいます。また、日本のサラリーマンに対する調査によると、家庭で最もくつろげるのは「お風呂に入っているとき」との答えが多かったといいます。一方、米国などでの入浴の特徴は、バスルームは複数あってもシャワータイプが多く、朝、外出前、来客前などにシャワーをするのが一般的で、浴槽内での入浴はほとんどしない人も珍しくありません。このような欧米諸国とわが国の入浴習慣には大きな違いがあります。

入浴の目的

入浴には、2つの意味が考えられます。1つは、本来の目的である生理的欲求・生活文化としての入浴である。つまり、①清潔(汚れをとる)保持、②循環を促す、③保温(暖める)、④心身の安らぎ・くつろぎ、癒し、開放感、⑤人間関係をつむぐ(裸のつきあい)、⑥身体の観察、身づくろい、⑦生活リズムの調整、睡眠への誘導などである。

2つめは、治療目的の入浴である。①血行を促し冷え症の改善、②筋肉を弛緩させリハビリ効果、③高血圧や子宮筋腫の人に適している半身浴などである。その他、薬剤や香りの効果のある入浴剤もある。

1)清潔(汚れを取る)保持

高齢者の皮膚や粘膜の機能は低下し、外的刺激に対して抵抗力が少なくなっています。したがって病的変化を起こしやすく、病的変化が起これば治りにくく、その結果、全身状態を悪化させることになります。

汚れは、内容によっては、皮膚を刺激したり毛細血管を収縮させたりします。また、皮膚表面のpHのバランスを崩し、病原体を繁殖しやすくします。また、頭皮の汗や皮脂が付着したままでは悪臭の原因になり病原体の温床にもなります。陰部においても同様です。

2)循環を促す(静水圧効果・温熱効果)

制止した水中では、水面からの深さに応じて身体に静水圧が加わります。静水圧とは、お湯に沈んだ体が、水の重さの圧力を受けることで、下肢は血液を心臓に戻す重要な役割担っています。これを下肢ポンプ作用といい水中で下肢は深いとこに位置するので、加わる静水圧によって静脈血が心臓に環流され心拍出量が増加します。


入浴時は、心身ともにリラックスでき気持ちがおおらかになり相手を受け入れる余裕がでてきます。

お手伝いをするなどの入浴介助をすることにより、親しみや、安心感などが生まれれば幸いです。

 

 

 

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