排泄ケア

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《排泄の背景を把握しましょう》

排泄ケアというと、タイミングのよいトイレ誘導や手際のよいおむつ交換がまずあげられますが、実はこれらはケアの為の一手段でしかありません。

一度、下着を汚したからといって、即オムツに移行するというのも考えものです。

「排泄」は、命を維持する為に不可欠な生理的行為であると同時に、非常にデリケートでプライベートなものです。誰もが知られたくない部分に踏み行って介助をするのが排泄ケアですから、繊細な配慮が求められます。まずは、排泄に関わるさまざまな要因を知り、分析していきましょう。そして、利用者一人ひとりのトラブルの原因を把握した上で適切な排泄用具を選ぶなど、柔軟な姿勢で対策を見出すことが大切です。

○失禁の原因を知る

排泄トラブルの中でも多いのは失禁、つまり尿や便が漏れてしまうことです。尿意を感じた途端に漏れてしまうタイプ、意識していないのにジワジワ漏れてしまうタイプなど、原因によって漏れ方は様々です。

医師の治療により改善する場合もありますので、病的な疑いがあったら専門医を受診するようにしましょう。

次の表を参考に、利用者がどのタイプなのか見極めましょう。

症状から分かる失禁のタイプ

切迫性尿失禁…(症状)したいと思うと我慢できずに漏れる。

       (原因と対策)膀胱が小さいなど。過活動膀胱・パーキンソン病などには薬物療法など。

腹圧性尿失禁…(症状)咳やくしゃみで漏れる、重い物を持ち上げたりすると漏れる。

       (原因と対策)出産、老化による骨盤底筋のゆるみ。骨盤底筋体操や薬物療法など。

溢流性尿失禁…(症状)尿が出にくく、ジワジワと漏れる。

       (原因と対策)前立腺肥大や糖尿病など。それぞれの薬物療法など。

頻尿……………(症状)トイレが近い、1日10回以上。

       (原因と対策)切迫性尿失禁、溢流性尿失禁が原因の場合も。薬物療法や膀胱訓練、生活習慣の見直しなど。

便秘……………(症状)3日以上便が出ない、毎日排便しても残便感がある。

       (原因と対策)繊維質の摂取、運動不足の解消、排便の習慣化、原因となる疾患の治療、薬の見直しなど。

下痢……………(症状)便が液状に近い。

       (原因と対策)原因となる疾患の治療、薬の見直しなど。

○排泄パターンを記録

利用者がトイレに行く時間帯、1回の排尿量、漏らした場合の前後関係など、その人の排泄パターンを知っておくと、その後の対処もしやすくなります。家族と連携して24時間観察し、排泄日誌を1週間程度つけてみましょう。水分を何時にどれくらい摂り、何時にどれくらい出したのかを詳しく記入します。

失禁を避けるあまり、水分を控えると、脱水症状を起こしかねませんから要注意です。1日に1500ccは水分を摂るようにしましょう。

 

 

現在、介護で悩まれている方は沢山いらっしゃるかと思います。そこで私たちはその悩みを少しでも解消させていただきたいと思います。悩む前に是非気軽に相談ください。

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