誤嚥性肺炎を予防

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誤嚥肺炎とは

誤嚥性肺炎という言葉を耳にしたことはありませんか?誤嚥性肺炎は高齢者に多くかかる肺炎の一種です。

死因の4位が肺炎です。90歳以上だと2位と言われてます。

ここで誤嚥性肺炎について少し説明したいと思います。

まず、誤嚥について説明します。

誤嚥とは本来は食道を通って胃の中に入らなければならないものが、誤って気管内に入ることです。通常は気管内に異物が入ると、人体の防御反応が働き、異物を外へ出そうとして咳などの反射が起きます。

加齢や脳卒中などで、意識障害や麻痺のある方の場合は、物を飲み込む反応や、喉の奥を刺激すると吐こうとする反応、咳をする反応などが鈍くなり誤嚥しやすくなります。

次に、誤嚥性肺炎とは、水や食べ物、胃食道逆流物(胃の中のものが、食道を遡って逆流せてしまうこと)などが誤嚥によって肺に入ってしまい、細菌が繁殖して炎症を起こすことで起こるのが誤嚥性肺炎です。

誤嚥性肺炎の原因には、飲食物の誤嚥以外に次の2つの誤嚥が考えられています。

 

Ⅰ.細菌を含む分泌物の誤嚥

口の中の粘膜に細菌の巣ができていて、細菌を含んだ唾液などの分泌を誤嚥する。

 

Ⅱ.胃食道逆流による内容物の誤嚥

夜間睡眠中、胃食道逆流により胃内容物を誤嚥する。(この場合酸や消化液を含んでいて科学的に気道粘膜を損傷するため、肺炎が起こりやすくなる。)

一度誤嚥性肺炎を起こすと、気道粘膜はなかなか完全には回復しません。そして粘膜の感覚が鈍くなってしまい、誤嚥しても咳が起こりにくくなり、食物を有効に排泄できないため、ますます肺炎の危険が増大する、という悪循環がおこります。

 

誤嚥性肺炎の兆候や発見方法

医師であっても、内科や呼吸器を専門にしている医師でないと診断がなかなか難しいものです。ポイントとして、

1.激しく咳き込む  2.高熱が出る  3.濃い痰が多くなった  4.呼吸が苦しい

このような典型的な症状があれば発見は容易ですが、高齢者の場合、外に出る症状が軽いのにも関わらず、肺炎が進行していることもまれにあります。

一般的な熱・咳・痰などの他に、次のような症状にも注意が必要です。

・元気がない  ・食事時間が長くなった  ・食後に疲れてぐったりする  ・ぼーっとしていることが多い  ・失禁するようになった

・口の中に食べ物をため込んで飲みこまない

誤嚥を防ぐ対策としては、食事の工夫や、姿勢(ベッド上では30度)、咀嚼力や嚥下力低下の防止(嚥下体操など)、唾液の分泌を良くするなどの方法があります。

口腔ケアや、リハビリなどで体力改善ししっかり予防していきたいですね。

現在、介護で悩まれている方は沢山いらっしゃるかと思います。そこで私たちはその悩みを少しでも解消させていただきたいと思います。悩む前に是非気軽に相談ください。

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