高齢者のフットケアについて

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白癬という言葉を耳にしたことはありませんか?白癬は、「水虫」のことをいいます。水虫は特に高齢者の方に多い感染症です。今日はフットケアと一緒に紹介したいと思います。


菌は湿潤で増殖

白癬菌の多くは、足の指にでき、湿度の高い所を好みます。そのため、入浴後などは白癬菌が増殖しやすく、感染もしやすい状況となります。白癬菌は、気がつかないうちに増殖していくため、気付いたときには、感染しているときがあります。

湿度80%以上、温度15℃以上になると活発に増殖するため、梅雨から、蒸し暑い夏には注意が必要です。

爪白癬

白癬は爪にもできることがあります。また、爪白癬の多くは、爪全体が白くなり、粉を吹くこともあります。また、爪白癬の場合、どこまでが本来の爪なのかわかわないこともあり、切ることが難しいこともあります。

足の爪は体を支え、足の指先が蹴り出す力を体に伝えています。高齢になると、新陳代謝の低下により足の爪は伸びにくくなり、乾燥などにより厚く硬くなってきます。爪白癬で、爪が変形することでうまく体を支えることができなくなり、立位困難や歩行困難といった症状がでてきます。そのためフットケアが大切になってきます。

足を清潔に保つ

高齢者は身体機能の低下から、足先まで指が届かず、きれいに保つことも難しくなってきます。そのため、介助が必要な場合があります。

・足首がつかるくらいのお湯を洗面器、または、バケツに足をいれます。このとき、お湯に入浴剤などを使うのも効果的です。

・石けんをよく泡立て、指の間・踵などを洗っていきます。

・石けんをよく洗い流します。石けんを十分に洗い流すことが大切です。

・タオルできれいに拭きとります。指と指の間もきちんと拭き取ります。

・しっかり乾燥させ(ドライヤーの冷風などを使うのもいいです)保湿をおこないます。

入浴後や、足浴を行ったあとは、爪が柔らかくなっているので、入浴後に足の爪を切ることもお勧めです。

また、通気性の悪い靴や、靴下はなるべく避けた方がいいです。

糖尿病の人は特に注意が必要です

糖尿病の方が血糖値が高い状態が続くと、全身の血管だけでなく、神経も障害されます。そのため、痛みや熱さなどに対する感覚が鈍くなり、足の変形、たこや魚の目などが起こりやすくなります。さらに免疫の働きも低下するので、ちょっとした障害でも重症化しやすく、小さな傷から潰瘍や壊疽がおこることもあります。


入浴で共同で使う足拭きマット、タオルなどこまめに取り替えて、日頃から足を観察し、白癬、乾燥など早めに対応していきたいですね。また、フットケアを行い、足のケアも行っていきたいです。

当施設では、爪白癬の利用者の方には、足浴をして1日も早く治癒できるよう努めています。

 

現在、介護で悩まれている方は沢山いらっしゃるかと思います。そこで私たちはその悩みを少しでも解消させていただきたいと思います。悩む前に是非気軽に相談ください。

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